福井、高浜の人は瓦が好き?

こんにちは、鳴戸建築の広報担当です!

福井県には伝統的な古民家や町家が数多く残されています。
高浜町でも旧丹後街道沿いはとくに伝統的な民家が多く、平成23年(2011年)には県から『伝統的民家群保存活用推進地区』にも指定されています。
そのような地域性もあって、福井県では比較的『瓦屋根』に馴染みの深い人が比較的多いのではないでしょうか。

高浜で使用される瓦は、その多くが愛知県の三河地方で生産されている三州瓦。
三州瓦は色や形のバリエーションが豊富で、生産量は全国一。ハウスメーカーでも多く採用されています。

瓦を使う利点といえば、なんといっても耐久性の高さ。高温で焼き上げているためひび割れしにくく、耐用年数は50年以上といわれています。
万が一欠けたり割れたりした場合でも、屋根全体を葺き替えるのではなく、部分的な補修ですむのもよいところですね。

それでも、やはり「屋根は瓦がいい」という人は、昔に比べると少なくなっています。

瓦屋根ではイメージに合わないシンプルスタイリッシュな家が増えていることや、金属屋根に比べてコストが高くなるというのが、その理由でしょうか。
風や地震に弱いというイメージもあるかもしれません。

しかし、デザイン的なことをいえば、今では現代的な家にもマッチしやすいフラットなデザインの平板瓦や人気の北欧風にぴったりな洋瓦などもありますし、安全面でいうと、令和4年(2022年)1月から新築建物の瓦はすべて固定することが義務化されているため、瓦が風で飛ぶといった心配もなくなりました。
さらに、瓦同士を固定させる工夫が施され、軽量化・防水性能を高めた防災瓦も開発されています。

日本の伝統を継承しつつ、時代に応じて改良が続けられている瓦。
瓦屋根の風格、重厚感ある和の家に興味のある方は、鳴戸建築にご相談ください。

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