こんにちは、鳴戸建築の広報担当です。
小浜市は、高浜から車で30分ほど。同じ若狭でありながら、あの独特の町並みにはいつも心が洗われる思いがします。
小浜といえば、古くから”御食国(みけつくに)”として朝廷に海の幸を届けてきた歴史ある港町。京の都との結びつきが深く、今でも町のあちこちに京文化の薫りが漂っています。特に「小浜西組」と呼ばれる地区は、平成20年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたほど、歴史の深いまち。全国でも5番目に多い278棟もの建物が伝統的建造物として認められているのだそうです。

小浜市内を歩いてみると、まず目を引くのが町家の佇まい。京都でよく見かける “ウナギの寝床” と呼ばれる形式で、間口は狭いのに奥へ奥へと長く続いています。これは、間口の広さで税金が決まっていた当時の名残りなのだとか。先人たちの知恵ですね。
ベンガラ色に塗られた格子、防火のための袖壁、そして若狭独特の瓦屋根。よく見ると、玄関先に井戸のマークが残っているお宅もあります。これは大正時代、火事の際に消火用の水がここにあるよと示すための目印だったそうです。防災の知恵が、今も町並みに息づいているんです。
小浜西組の面白いところは、江戸・明治・大正・昭和と、さまざまな時代の建物が自然に混在していること。どれも大切にされながら、町全体がひとつの風景として調和しています。最近では、築200年を超える町家をリノベーションした、一棟貸しの分散型宿泊施設もできたと聞いています。
小浜町家ステイ (OBAMA MACHIYA STAY)

私たち鳴戸建築は、若狭・高浜の地で三代にわたって建築業を続けてきました。新築はもちろん、リノベーションや古民家再生にも力を入れています。伝統的な日本建築の美しさと技術を大切にしながら、現代の暮らしに合った快適さを付加する。それが私たちの得意とするところです。
小浜の町家を見ていると「古いものを守りながら住み継いでいく」という暮らしの豊かさを感じます。新しいものばかりが良いわけじゃない。でも、ただ古ければ良いというわけでもない。大切なのは、その家で暮らす人の”今”に寄り添うこと。そんなことを改めて考えさせられます。
古い建物に新しい命を吹き込む。そんな住まい、店舗づくりをお考えの方は、ぜひ鳴戸建築にご相談ください。


